- 損害保険会社30社ランキング
- 第1位 東京海上日動
- 第2位 三井住友海上
- 第3位 損保ジャパン日本興亜
- 第4位 AIG損保
- 第5位 アメリカンホーム医療・損害保険
- 第6位 あいおいニッセイ同和
- 第7位 日新火災
- 第8位 アクサダイレクト
- 第9位 ソニー損保
- 第10位 共栄火災
- 第11位 トーア再保険
- 第12位 明治安田損害保険
- 第13位 チューリッヒ保険会社
- 第14位 日立キャピタル損保
- 第15位 アニコム損保
- 第16位 セコム損保
- 第17位 アリアンツ火災海上保険
- 第18位 Chubb損害保険
- 第19位 楽天損保
- 第20位 大同火災
- 第21位 アイペット損保
- 第22位 三井ダイレクト損保
- 第23位 au損保
- 第24位 エイチ・エス損保
- 第25位 日本地震再保険
- 第26位 ペット&ファミリー損保
- 第27位 SBI損保
- 第28位 セゾン自動車火災
- 第29位 カーディフ損保
- 第30位 イーデザイン損保
損害保険会社30社ランキング
損害保険会社を国内・外資系を含めて30社をランキングしました。
損保会社も日本一の会社は誰でも知っている超大手ですが、最下位はその超大手と同じグループ会社という、何というか凄い順位になりました。
損保の場合、苦情率を出すための分母になるような数字が見当たらなかったので。年間苦情件数をそのまま載せました。ランキング項目の数字は各社のディスクロージャー資料から引用していますので、順位の恣意的な詐称はしていません。
ですが、広告に有名俳優を起用して凄く知名度がある自動車保険会社が「こんな順位なのぉ!?」と驚くようなランキングになったと思います。
ランキングの比較項目
各損保会社の比較項目は、生保会社ランキングとほぼ同じで
1.ソルベンシーマージン比率(財務健全性)
2.経常収益
3.保険引受収益(生保会社の保険料等収入と同様とします)
4.経常利益
5.当期純利益(額)または損失(額)
6.純利益率または純損失率
の、6項目です。
第1位 東京海上日動
東京海上日動は第1位と言うより損保24社で最強!と言える内容です。ソルベンシーマージン比率以外は全ての比較項目が1位になりました。大きな損保会社なので売上額や利益額が大きくなるのは当たり前かもしれませんが、利益率まで24社中最上位になるのは「最強」の一言です。
●S・マージン比率:825.4%
●経常収益:約2兆7,464億円
●正味収入保険料:約2兆1,666億円
●経常利益:約3,153億円
●当期純利益:約2,613億円
●純利益率:約9.52%
東京海上日動のディスクロージャー資料より引用
得点:170.0点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・スタンダード&プアーズ A+
・ムーディーズ Aa3
・日本格付研究所 AAA
・投資格付投資情報センター AA+
●A.M. Best A++
年間苦情件数
・42,562件
第2位 三井住友海上
三井住友海上は損保ジャパン日本興亜に僅かな差で勝っての2位です。もしS・マージン比率があと10%下がっていたら、総合ランキングは3位になっていたでしょう。次年度はこの2位を維持できるか微妙と言えるくらいの、僅差です。
●S・マージン比率:723.2%
●経常収益:約1兆9,086億円
●正味収入保険料:約1兆5,096億円
●経常利益:約2,264億円
●当期純利益:約1,711億円
●純利益率:約8.96%
三井住友海上のディスクロージャー資料より引用
得点:155.8点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・スタンダード&プアーズ A+
・ムーディーズ A1
・日本格付研究所 AA+
・投資格付投資情報センター AA
●A.M. Best A+
年間苦情件数
・32,690件
第3位 損保ジャパン日本興亜
損保ジャパン日本興亜は、経常収益も保険引受収益も東京海上日動と僅差で惜しい気がしますが、利益率が4位/16社になったことが痛いです。損保会社のS・マージン比率は生保会社より低い傾向なので700%台でも普通です。
●S・マージン比率:722.2%
●経常収益:約2兆6,782億円
●正味収入保険料:約2兆1,486億円
●経常利益:約2,155億円
●当期純利益:約1,757億円
●純利益率:約6.56%
損保ジャパン日本興亜のディスクロージャー資料より引用
得点:153.9点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・スタンダード&プアーズ A+
・ムーディーズ A1
・日本格付研究所 AA+
・投資格付投資情報センター AA
●A.M. Best A+
年間苦情件数
・48,681件
第4位 AIG損保
AIG損保が四位に来たのは(良い意味で)正直予想外でした。元々AIGの資本下だったAIUと富士火災ですが、AIUが富士を吸収合併したんですよねぇ。AIG損保が高順位になった要因は、高い財務健全性が挙げられますが、その他の5種目も高めです。
●S・マージン比率:1,189.5%
●経常収益:約3,025億円
●正味収入保険料:約2,1207億円
●経常利益:約181億円
●当期純利益:約154億円
●純利益率:約5.10%
AIG損保のディスクロージャー資料より引用
得点:153.6点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・不明
年間苦情件数
・14,944件
第5位 アメリカンホーム医療・損害保険
アメリカンホーム医療・損害保険がこんなに上位になるとは思いませんでした。売上関連は中堅より少し上ですが、利益関連で良い数字を出したので、利益率が15%台で上から数えて2番目になったことが大きいです。またS・マージン比率は損保としては上出来すぎる1,000%台です。
●S・マージン比率:1,095.0%
●経常収益:約558億円
●正味収入保険料:約537億円
●経常利益:約119億円
●当期純利益:約85億円
●純利益率:約15.23%
アメリカンホーム医療・損害保険のディスクロージャー資料より引用
得点:145.0点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・不明
年間苦情件数
・不明
第6位 あいおいニッセイ同和
あいおいニッセイ同和の売上と利益関連は全てAIG損保より上なのですが、利益率が少し苦しくなりました。また、ソルベンシーマージン比率が5位/16社とAIG損保の3ランク下になったことも痛手です。当期純利益が二倍になれば総合4位に上がることが出来ます。
●S・マージン比率:840.2%
●経常収益:約1兆4,255億円
●正味収入保険料:約1兆2,335億円
●経常利益:約613億円
●当期純利益:約373億円
●純利益率:約2.62%
あいおいニッセイ同和のディスクロージャー資料より引用
得点:135.7点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・スタンダード&プアーズ A+
・ムーディーズ A1
・日本格付研究所 AA+
・投資格付投資情報センター AA
●A.M. Best A+
年間苦情件数
・32,213件
第7位 日新火災
日新火災は東京海上ホールディングスの一員です。経常収益が東京海上日動の6割弱ですが、この順位になれた主な要因はかなり高いS・マージン比率で、この比率が1,000%を超えているのは30社の中で6社だけです。
●S・マージン比率:1,219.9%
●経常収益:約1,611億円
●正味収入保険料:約1,437億円
●経常利益:約50億円
●当期純利益:約44億円
●純利益率:約2.73%
日新火災のディスクロージャー資料より引用
得点:134.3点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・投資格付投資情報センター AA
年間苦情件数
・2,834件
第8位 アクサダイレクト
アクサダイレクトの利益率はソニー損保2倍弱とかなり良いのですが、外資は利益率が良くなる傾向があるように思えます。財務健全性も大分良いので、内容的には売上額利益額のソニー損保、利益率と健全性のアクサダイレクトのような棲み分けになります。
●S・マージン比率:875.6%
●経常収益:約549億円
●正味収入保険料:約531億円
●経常利益:約64億円
●当期純利益:約46億円
●純利益率:約8.38%
アクサダイレクトのディスクロージャー資料より引用
得点:133.9点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・不明
年間苦情件数
・7,776件
第9位 ソニー損保
ソニー損保、つまり国内損保の自動車保険のダイレクト販売が9位で初登場しました。8位のアクサダイレクトとの大きな違いは利益率です。利益率は日本社損保の弱点とも言えますが、薄利多売傾向の日本のダイレクト損保がここまで上がってきたこと讃えるべきでしょう。
●S・マージン比率:813.0%
●経常収益:約1,151億円
●正味収入保険料:約1,131億円
●経常利益:約68億円
●当期純利益:約49億円
●純利益率:約4.34%
ソニー損保のディスクロージャー資料より引用
得点:126.1点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け ・不明
年間苦情件数
・不明
第10位 共栄火災
共栄火災は対面販売損保会社としては規模が小さい方なので、売上額や利益額は妥当な金額と言えそうです。利益率が1%台と切迫感がありますが、財務健全性の数値とが正味収入保険料7位/30社になったことが効いて、会社の規模なりの順位に落ち着いた感があります。
●S・マージン比率:929.8%
●経常収益:約1,961億円
●正味収入保険料:約1,618億円
●経常利益:約40億円
●当期純利益:約25億円
●純利益率:約1.29%
共栄火災のディスクロージャー資料より引用
得点:125.4点
■ランキング項目に入れていない数値など
格付け
・スタンダード&プアーズ A
・日本格付研究所 A+
年間苦情件数
・9,807件
第11位 トーア再保険
損害保険や生命保険等の再保険(保険会社が契約した巨額な責任の一部を担う保険)専門の会社で、今期は利益率が1%を切ったことがちょっと痛いです。ランキング項目を見ると9位の共栄火災と近い部分があるので、何故10位になったのかがわかりやすい数字になりました。
●S・マージン比率:812.8%
●経常収益:約2,026億円
●正味収入保険料:約1,949億円
●経常利益:約40億円
●当期純利益:約16億円
●純利益率:約0.83%
トーア再保険のディスクロージャー資料より引用
得点:118.5点
第12位 明治安田損害保険
明治安田損害保険は経常収益も正味収入保険料も上から数えて23位と低い方ですが、支払余力を表す指標が5,000%越えという、殆どの損保も生保会社でも到達不可能な数値がランキングを牽引して総合12位です。利益率が良かったこともこの順位に貢献しています。
●S・マージン比率:5,241.4%
●経常収益:約159億円
●正味収入保険料:約150億円
●経常利益:約15億円
●当期純利益:約8億円
●純利益率:約5.03%
明治安田損害保険のディスクロージャー資料より引用
得点:101.8点
第13位 チューリッヒ保険会社
チューリッヒ保険会社の正味収入保険料は17位/30社とだいたい真ん中ですが、財務健全性が700%台と悪くは無く、外資系の武器とも言える高めの利益額と利益率の良さが牽引して、ダイレクト販売損保としては高い順位になりました。
●S・マージン比率:731.7%
●経常収益:約359億円
●正味収入保険料:約355億円
●経常利益:約12億円
●当期純利益:約5億円
●純利益率:約1.57%
チューリッヒ保険会社のディスクロージャー資料より引用
得点:88.4点
第14位 日立キャピタル損保
自動車保険商品が無い損保なので余り知られていないかもしれませんが、個人・企業向けの商品があります。損保会社としては強烈なソルベンシーマージン比率が、これでも前年度の3,032%から落ちた数字なのが驚きです。8%台という利益率の高さもいいですね。
●S・マージン比率:2,781.5%
●経常収益:約45億円
●正味収入保険料:約45億円
●経常利益:約5億円
●当期純利益:約3億円
●純利益率:約8.37%
日立キャピタル損保のディスクロージャー資料より引用
得点:87.4点
第15位 アニコム損保
犬猫専用の保険や鳥・兎・フェレットも加入できるペット保険専門の損害保険会社です。340億円を超える保険料売上(正味収入保険料)はペット専門損保会社で一番大きい数字になります。利益率は6%近くになり、ペット保険業界の順調振りを表しているとも言えます。
●S・マージン比率:381.4%
●経常収益:約349億円
●正味収入保険料:約345億円
●経常利益:約22億円
●当期純利益:約15億円
●純利益率:約4.57%
アニコム損保のディスクロージャー資料より引用
得点:86.3点
第16位 セコム損保
セコム損保のランキング比較項目毎の特徴は、会社の規模なりの順位にいることで、ある意味綺麗な形をしいることです。利益率が0.96%ですが、下位の他社で黒字なのにセコム損保より利益率が低い会社があるので、総合16位に留まることができました。
●S・マージン比率:645.0%
●経常収益:約534億円
●正味収入保険料:約477億円
●経常利益:約9億円
●当期純利益:約5億円
●純利益率:約0.96%
セコム損保のディスクロージャー資料より引用
得点:85.8点
第17位 アリアンツ火災海上保険
アリアンツ火災海上保険の利益額も利益率も間違っていません。総売上は約4.5億円です。損益計算書の諸手数料及び集金「費」に△が付いて「益」になっているので、経常収益が経常収益を上回り、最終利益が100%に近い数値になりました。これは最早ゲームで言うチートですね。
●S・マージン比率:872.6%
●経常収益:約4.5億円
●正味収入保険料:約2.4億円
●経常利益:約5.4億円
●当期純利益:約4.3億円
●純利益率:約96.9%
アリアンツ火災海上保険のディスクロージャー資料より引用
得点:81.1点
第18位 Chubb損害保険
Chubb損害保険の利益率はギリギリ黒という感じて少々痛いですが、アリアンツの次にこのような数字を見るとまともに見えます。余談ですがチャブは1920年に横浜で営業を開始したそうで、今年は100周年だそうです。
●S・マージン比率:1,609.3%
●経常収益:約238億円
●正味収入保険料:約233億円
●経常利益:約5億円
●当期純利益:約1億円
●純利益率:約0.61%
Chubb損害保険のディスクロージャー資料より引用
得点:75.0点
第19位 楽天損保
楽天損保は元々対面販売の朝日火災だったので、自動車保険の他に火災保険や傷害保険も販売しています。楽天損保の利益率0.41%は、この後に続く強烈な会社の0.0005%の上になるので最下位を逃れましたが、黒字で利益率1%を切る会社が6社もあることが昨今の損保業界の現状なのでしょうか。
●S・マージン比率:636.6%
●経常収益:約920億円
●正味収入保険料:約362億円
●経常利益:約4億円
●当期純利益:約3億円
●純利益率:約0.41%
楽天損保のディスクロージャー資料より引用
得点:71.5点
第20位 大同火災
沖縄県の損害保険会社です。損保24社の中で自動車保険を扱う会社は17社ありますが、大同火災は年間約111億円の自動車保険の売上があります。損保会社としては若干低めのソルベンシーマージン比率が気になりますが、利益率は大手並の2%後半です。
●S・マージン比率:579.8%
●経常収益:約198億円
●正味収入保険料:約166億円
●経常利益:約7億円
●当期純利益:約5億円
●純利益率:約2.62%
大同火災のディスクロージャー資料より引用
得点:70.9点
第21位 アイペット損保
犬と猫専用の、医療費用保険と手術費用保険の2種類を販売している、ペット専門の損害保険会社です。経常利益より当期純利益が増えている理由は受取り和解金が1.7億円と法人税調整額などでさらに利益が大きくなったためで、それらの影響で利益率も大きくなっています。
●S・マージン比率:381.4%
●経常収益:約149億円
●正味収入保険料:約148億円
●経常利益:約3億円
●当期純利益:約8億円
●純利益率:約5.70%
アイペット損保のディスクロージャー資料より引用
得点:68.7点
第22位 三井ダイレクト損保
三井ダイレクト損保の利益率0.66%は結構目立ちます。ギリギリ黒字でちょっと不安定な会社なのかな?と思うかもしれません。ダイレクト販売は超が付くほどの薄利なのかもしれませんね。ですが株主は三井グループの会社が揃っているので安心でしょう。
●S・マージン比率:497.6%
●経常収益:約376億円
●正味収入保険料:約366億円
●経常利益:約3億円
●当期純利益:約2億円
●純利益率:約0.66%
三井ダイレクト損保のディスクロージャー資料より引用
得点:66.6点
第23位 au損保
au損保は、2010年に当時のあいおい損害保険とKDDIの共同出資でモバイル損保設立準備株式会社として設立され、今は自転車保険・ペット保険・国内海外旅行保険・ゴルフ保険・賃貸住宅用家財保険などを販売しています。まだ新しい会社なので他社より売上額が低いのは仕方ないでしょう。
●S・マージン比率:840.2%
●経常収益:約36億円
●正味収入保険料:約35億円
●経常利益:約2億円
●当期純利益:約2億円
●純利益率:約5.37%
au損保のディスクロージャー資料より引用
得点:62.2点
第24位 エイチ・エス損保
ネットで申込できる国内旅行保険と海外旅行保険、店頭で申込できる海旅保険の損保会社です。グラフを見てわかるように売上が全社中最低額になりいますが、それでも24社中19位まで上がった要因は、利益率の良さとソルベンシーマージン比率の高さです。
●S・マージン比率:822.6%
●経常収益:約38億円
●正味収入保険料:約37億円
●経常利益:約2億円
●当期純利益:約1億円
●純利益率:約4.60%
エイチ・エス損保のディスクロージャー資料より引用
得点:59.3点
第25位 日本地震再保険
経常利益と当期純利益が0.01億円と、損保の整数表示部分で初の少数以下の単位を使いましたが、ふざけているのでは無く本当に1(百万円)と表示されているのです。よって利益率は初の0が4個並んでの5%になります。ちなみに前年度は+-0円の当期純利益という、ある意味凄い会社です。
●S・マージン比率:297.6%
●経常収益:約1,999億円
●正味収入保険料:約1,186億円
●経常利益:約0.01億円
●当期純利益:約0.01億円
●純利益率:約0.00050%
日本地震再保険のディスクロージャー資料より引用
得点:58.2点
第26位 ペット&ファミリー損保
大同生命や太陽生命の親会社である株式会社T&Dホールディングスの傘下なので、この生保2社とは兄弟会社になります。保険商品は実質1種類の犬猫専用のペット保険ですが、2017年度から2018年度にかけて資本金を約二倍にするなど、躍進しています。
●S・マージン比率:835.8%
●経常収益:約52億円
●正味収入保険料:約52億円
●経常利益:約1億円
●当期純利益:約1億円
●純利益率:約1.92%
ペット&ファミリー損保のディスクロージャー資料より引用
得点:53.5点
第27位 SBI損保
SBI損保は各項目の多くがに下位に位置しているので自ずと総合順位も下がるのですが、赤字を出した他社があるので総合最下位を免れることが出来ました。保険会社の健全性を示すソルベンシーマージン比率は600%台と、損保としては良い数字なのが良いです。
●S・マージン比率:657.0%
●経常収益:約288億円
●正味収入保険料:約257億円
●経常利益:約2億円
●当期純利益:約1億円
●純利益率:約0.45%
SBI損保のディスクロージャー資料より引用
得点:52.1点
第28位 セゾン自動車火災
セゾン自動車火災の財務健全性は341.7%と損保30社中下から2番目の数値になりました。この数値は200%を切ると金融庁から改善計画の提出と実行を求められるのでちょっとマズいかも、と言うところに近い感じはしますが、巨大なSOMPOホールディングスの一員なので大丈夫でしょう。
●S・マージン比率:341.7%
●経常収益:約413億円
●正味収入保険料:約412億円
●経常損失:約48億円
●当期純損失:約48億円
●損失率:約11.70%
セゾン自動車火災のディスクロージャー資料より引用
得点:42.7点
第29位 カーディフ損保
住宅ローンを組むときに契約する団体信用保険の、損保としての上乗せ保険と言えば良いでしょうか。災害時による居住不能・がん診断一時金・失業・就業不能・脳卒中・急性心筋梗塞などで返済不能になった場合に対応出来ます。当期純利益は1,100万円と、かなりギリギリでした。
●S・マージン比率:744.4%
●経常収益:約110億円
●正味収入保険料:約107億円
●経常利益:約1億円
●当期純利益:約0.1億円
●純利益率:約0.10%
カーディフ損保のディスクロージャー資料より引用
得点:39.6点
第30位 イーデザイン損保
イーデザイン損保はグラフの青い部分が24位/24社と、ランキング比較項目が最下位直になったことが大打撃でした。ダイレクト自動車保険よりもペット保険などの新種保険が儲かるようです。東京海上グループなので大事にはならないと思いますが、頑張って欲しいですね。
●S・マージン比率:435.1%
●経常収益:約302億円
●正味収入保険料:約302億円
●経常損失:約51億円
●当期純損失:約51億円
●損失率:約16.91%
イーデザイン損保のディスクロージャー資料より引用
得点:33.2点
イーデザイン損保は東京海上日動と同じ東京海上ホールディングス株式会社の子会社なのですが、まさか最上位と最下位が同じグループの損保会社になるとは思いませんでした。
この損保会社ランキングは逆から見れば危険な損保会社ランキングになるかもしれませんが、そのような意図はありません。あくまで参考としてご覧頂ければ幸いです。
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