フコクしんらい生命生命のランキングと保険の紹介【ふわっと保険】

フコクしんらい生命の来歴

保険会社としては新しい会社で、始まりは平成8(1996)年に解禁された損保会社の子会社生保としての設立です。
設立時は「共栄しんらい生命」でしたが、後に富国生命が出資することで改称し、現在に至ります。
窓口販売特化保険会社に分類していますが、200を超える信用金庫と、共栄火災代理店が販売窓口になっています。

フコクしんらい生命のランキング

ソルベンシー・マージン比率:978.1%
経常益:約1,116億円
保険料等収入:約518億円
経常利益:約14億円
当期利益:約5億円
純利益率:約0.45%
フコクしんらい生命のディスクロージャー資料より引用

得点:69.8点
総合第32位/40社

今期は大分回復しました

平成26年度には約1,794億円あった経常収益が平成29年度(前年度)に746億円と、半分以下に落ちてしまいましたが、今期は大分回復しました。
ですが、利益関連は前期よりかなり低くなってしまったので、総合ランキング的には下位に留まりました。

売上の変化が激しいです

悪評になりますが、最近のフコクしんらい生命は収益が激減しているのが気になります。
直近5年度の経常収益 は
平成25年度:約1,331億円
平成26年度:約1,794億円
平成27年度:約1,966億円
平成28年度:約1,002億円
平成29年度:約746億円

このように、平成25年度から平成27年度まで順調に売上を伸ばしていたにもかかわらず、平成27年度から平成28年度にかけては経常収益がほぼ半減し、平成28年度と平成29年度では25%以上も下落しています。

売上急減の原因は政策でした

以前のフコクしんらい生命は貯蓄性保険商品に注力していました。
例えば終身保険なども保険料の割には保障が厚くなるとか、解約返戻金が良いと言うことで、よく売れていたそうです。
また一時払商品もかなり売れたようで、平成27年度までの売上が急上昇につながっていたのです。

ですが、平成28年度からこんなに凄い下落をした原因は、平成28年1月に導入されたマイナス金利政策です。
この政策を乗り切るため、フコクしんらい生命が得意としていた貯蓄性商品について、平成28年度から販売休止や商品内容を見直したを行った結果、保険商品の販売量が極端に減少しました。
収益構造が政策の影響を受けやすかったことが、収益半減の原因です。

今後は保障性商品に注力し、金利政策に影響されにくい収益構造にしていくそうです。これからのフコクしんらい生命に期待ですね。

保険会社ランキング項目の解説 ランキングに使った項目の解説
ソルベンシー・マージン比率:通常予想できないリスクに対する保険金支払い余裕度合いの指標
経常収益:保険料等収入と、その他の売上全部。保険会社全体の売上
保険料等収入:保険会社の保険料だけの売上高
経常利益:当期純利益の前に表示される、事業の善し悪しを表すとも言える利益
利益率:経常利益を経常収益で割った数値

格付けや苦情率など

全ての保険会社で基準が統一されていない項目なども書いておきます。

格付け
日本格付研究所:AA-

苦情率
2018年度苦情件数:2,401件
年度末保有契約数:613,210件
保有契約1件当たりの苦情率:約0.39%

守ってあげたいFS

低解約返戻金型収入保障保険が本来の名称です。
フコクしんらい生命はちょっと変化球的な感じの低解約返戻金型の収入保障保険「守ってあげたいFS」を用意しています。

収入保障保険は給料を保障しません

収入保障保険の名前は知られるようになりましたが、保障の仕組みが誤解されることが多いようなので、まずは説明から書いていきます。

収入を保障する保険だから給料を保障する保険でしょ?働けなくなったらお金を出してくれるんでしょ?って思いますよね?
これが違うのですよ。

収入保障保険は被保険者(保険を掛けられている人)が死亡または高度障害状態になったときから、保険金の受取人に毎月同じ金額の「年金」が、保険期間終了まで支払われ続ける死亡保障です。
主に被保険者が死亡したときの保障が収入保障保険なのです。

被保険者が生きていても働けない状態になったときの、給料の保障としての保険は「就業不能保険」になります。就業不能保険は被保険者が死亡または再び働けるようになると保険金(年金)の支払が停止します。

まず必要保障額を説明しましょう

収入保障保険を説明する前に、例えば夫が他界した後の遺族にどれだけのお金が必要かという必要保障額を説明しましょう。
必要保障額を死亡保険金額にすればいいのですが、必要保障額は時の経過と共に減っていくという話です。

必要保障額とは、現在から末子の大学卒業までに必要なお金と考えるとわかりやすいでしょう。
夫婦が現在30歳で0歳と3歳のお子さんがいる家族を例にすると
30歳で夫が死亡した場合
●遺族3人の月間生活費25万円x12ヶ月x22年=約6,600万円
●子供が大学を卒業するまでの教育費と学費など約2,000万円
合計で8,600万円が必要になります。
ですが
遺族年金などの公的補助が約2,800万円、死亡退職金が300万円など、死後に入るお金を減額すれば
本当に必要な必要保障額は5,500万円まで減額されます。

40歳で死亡した場合は30歳の時の必要保障額生活費が10年分減額されますし、教育費・学費も少し減るでしょう

50歳で死亡した場合は、上の子は社会人ですし下の子は大学二年生ですから、下の子の授業料だけ保障できればいいかもしれません。
このように、必要保障額は年々というより毎月減っていきます。

ということは、この30歳の夫は現時点で死亡保険金5,100万円の死亡保険金が必要ですが、50歳にもなれば遺族の保障は200万円くらいの死亡保険金でも大丈夫ということになります。

減り続ける必要保障額に対応します

収入保障保険は、例えば月額15万円の年金を保険期間の終了まで毎月受取続けるので、受取期間の長さと受取年金の総額が比例します。
守ってあげたいFSのウェブサイトを見ると、保険期間はご主人の定年まで必要になるとかいてあります。
例えば30歳の被保険者が60歳までの収入保障保険を契約したときの遺族の受取年金総額は
30歳で死亡:年金月額15万円x12ヶ月x(60歳-30歳)=5,400万円
40歳で死亡:3,600万円
50歳で死亡:1,800万円
と、死亡年齢が高くなるほど減額していきます。
これは、遺族の必要保障額が年月の経過と共に減額していくことに対応できる合理的な保障になるのです。
しかも、死亡保険金5,400万円の定期保険に30年間加入し続けるより格段に安い保険料支払総額を実現できるのです。

低解約返戻金型って?

守ってあげたいFSの最大の特徴が低解約返戻金型であることだと思います。
低解約返戻金型とは、保険料支払期間の終わりまで保険料を完納し続けることを条件に、保障内容を薄くすること無く保険料を安くできる仕組みです。

逆に欠点もあり、保険料を完全完納できず保険期間の途中で解約すると、(守ってあげたいFSの場合)解約返戻金が通常の七割に抑えられてしまいます。
また、保険料支払期間中に保険料と保障の減額をしても部分解約返戻金は通常の七割に減額されます。

年金の受取方は意外に多彩

先の家族の例で、上の子が高校二年生のときに45歳の夫が他界した場合、死亡の翌月に保険会社から入金されるお金は15万円です。
死亡退職金をもらったとしても、二人の子供の大学入学と学費を考えれば1,000万円以上は現金で確保しておきたいということもあり得ます。
収入保障保険は
1.毎月支払われる年金で受け取り続ける方法
2.将来の年金累計額を全額一括受取りする方法
3.将来の年金累計額を部分的に一括受取りする方法
があります。
年金の受取り方に多彩な利便性がありますよね。
ですが2.3.のように年金の全額あるいは一部をまとめて先行受取り(一時金受取)する場合、一時金受取をした場合の受取り総額は、年金だけで受取り続ける累計額より少なくなります。

他界した夫が60歳になる年までが保険期間なので、15年間、毎月15万円の年金を売りとり続けた場合の受取累計額は2,700万円です。
これを、夫の死亡時に1,000万円を一括で受取って、15年間を毎月9万円の受取にすることができるのです。
この場合、1000+9x12x15=2,620万円と、累計受取り額が減額されます。
これはあくまで極端な例なので、減額度合いは商品や保険会社によっても違います。

守ってあげたいFSのライバルはコレだっ

●メディケア生命のメディフィット収入保障は保険ショップ専用商品ですが、喫煙歴、BMI、血圧値が所定の範囲内になると保険料割引が受けられます。
●ネオファースト生命のネオdeしゅうほは、喫煙歴、BMI、血圧値、血液中のGOT値の測定が条件の健康体割引特約付き
●マニュライフ生命のこだわり収入保障は、喫煙歴と血圧値で保険料率が変わります。

しんきんらいふ終身FS

「しんきんらいふ終身FS」という呼称はニックネーム的な物で、本名が「5年ごと利差配当付終身保険(一時払型)」なのでしょうか。
しんきん。と書いてあるとおり、金融機関窓口取扱商品なので、共栄火災の代理店では取り扱わない保険商品です。
一時払いとは「保険料全額一回だけ払い」になります。

配当金が付きます

最近滅多に見ない、5年ごとに配当金が付くので、一時払い保険料の純増分を上回る解約返戻金が期待できます。
ただし、配当金は金額が保証されませんし、保険会社の成績次第で増減することもありますので、過度な期待はしない方がいいでしょう。

老後資金運用も兼ねます

終身保険ですが一時払いと言うこともあり、どちらかというと保障目的よりも老後資金を増やすことや相続対策を目的とした、貯蓄性がある終身保険です。
細かいことを言えば、死亡保険金で相続税対策をするのは保障目的に含まれるかもしれません。
仕組み図を見ると、一時払い保険料を支払った直後からしばらくは解約返戻金が保険料を下回りますが、その差がだんだん縮まり、ある時期から一時払い保険料を超え続けるようになっています。

最低保険料は安い?

最低の一時払い保険料は100万円です。他社の一時払い商品は200万円とか500円が最低保険料だったりしますので、一時払いの終身保険としては加入しやすい最低保険料になっています。
加入条件的には、告知書扱いまたは審査扱いのどちらかで加入でき、被保険者の契約年齢範囲は15歳から85歳です。
ただし、告知書扱いの最高保険金は全年齢で5,000万円が上限で、審査扱いは年齢範囲毎に最高保険金が違います。

審査扱いの保険金上限は
15歳~19歳 5,000万円
20歳~24歳 20,000万円(2億円)
25歳~64歳 30,000万円(3億円)
65歳~85歳 20,000万円(2億円)
です。
死亡保険金三億円が可能なのは凄いですが、もしこの死亡保険金で契約するとしたら、一時払い保険料は2億何千何万円になるのでしょうか。

年金移行が可能です

このような貯蓄性のある終身保険によくある機能として、「年金移行」があります。
年金というのは保険を運用して増えたお金を原資として複数年分割受取りすると、元の原資より多い累計受取額になるというものです。
しんきんらいふ終身FSの場合、二種類の年金があります。
1.死亡保険金を一時金に代えて年金で受け取る方法
2.生涯の保障に代えて年金で受け取る方法
このどちらも、10年確定年金で受取る方法になります。もしかしたら別の受取り方法もあるかもしれないので、詳細は保険募集人に聞いてみてください。